これは10i.jpの「歴代マリオ“神ゲー”ランキング」を読んだ、ZETTONの一ゲーマーの主観コラムだ。先に言っておく——順位も点数も、全部10i.jp編集部が6つの物差しで採点した“見立て”で、俺が決めたわけじゃない。俺がやるのは、その順位に膝を打ったり、聞き捨てならねぇと噛みついたりすること。つまり、物申す。ネタバレは避けて書いた。じゃあ、いくぞ。
今回のお題(出典:10i.jp のランキング) 歴代マリオ“神ゲー”ランキング ― 全26作を6つの物差しで採点 10i.jp/ranking/mario-series-games-alltime(集計日 2026-07-19・6軸の編集ランキング)噛みつく前に、フェアに褒める。10i.jpのこのランキング、順位の付け方が真っ当なんだ。「有名だから」でも「新しいから」でも「売れたから」でもなく、革新・完成度・影響力・楽しさ・時代を超えた評価・世界観と音楽の6軸に重みを付けて合成している。売上本数・知名度・発売年の新旧は、はっきり「評価軸に含めない」と宣言までしている。さらに最近の『ワンダー』『オデッセイ』みたいな新しい作品には「時代を超えた評価はまだ保守的に採点する(時代補正)」と断りを入れる念の入れよう。ここまで物差しを開示されたら、こっちも本気で殴り返すしかないだろう。
※ 以下で出てくる順位・点数は、すべて10i.jpの当該ランキング(2026-07-19集計・デフォルトの「名作のバランス」レンズ)での数字。俺の言うことは、その順位に対する俺個人の感想で、順位を決め直すものじゃない。
10i.jpのランキングでは、堂々の総合1位が1988年の『スーパーマリオブラザーズ3』(9.36点)。最新作でもない、伝説の『マリオ64』でもない、初代ですらない。正直、見出しを見た瞬間は「は?」と声が出た。だが中身を読んで、ぐうの音も出なくなった。ワールドマップの選択制、しっぽで空を飛ぶあの解放感、笛でワープする背徳感——2Dアクションの“遊びの語彙”を一気に増やして、しかも全部きっちり噛み合わせてきた一本だ。10i.jpの採点でも完成度と「時代を超えた評価」が満点近い。30年以上たっても2Dマリオの頂点として語られ続けているとされるのも、まあ、そうだよなと頷くしかない。1位、認める。悔しいけど。
で、ここからが本題だ。『スーパーマリオ64』が総合3位(9.12点)。……いや待て。その順位は聞き捨てならねぇ。箱庭を自由に駆け回る3Dアクションを“発明”したとされる一本だぞ。あのお城に入って、初めてカメラごとぐるっと世界が回ったときの衝撃を、後続のどれだけの3Dゲームが土台にしたと思ってるんだ。俺の中では殿堂入り、文句なしの1位だ。……と、熱くなったところで白状すると、これは俺の主観だ。しかも10i.jpはちゃんと逃げ道を用意していて、「革新」や「影響力」の物差しに切り替えるレンズを使うと、この『64』がきっちり1位に躍り出る。つまり物差しの取り方次第で、俺の推しは正義になる。そういう作りになってる。ずるいくらいフェアだ。
いちばん有名な初代『スーパーマリオブラザーズ』(1985)が、総合6位(8.72点)。ここで手のひらを返す。よくやった、と言いたい。ふつうなら「知名度で1位にしとけば丸く収まる」ところを、10i.jpは40年前の設計を現在の目で見た完成度・世界観では後続に一歩譲る、と正直に中位に置いた。有名さに媚びない、この潔さがいい。しかも念押しのように、「影響力」のレンズに切り替えれば初代は2位まで急上昇する、とちゃんと救いも用意してある。横スクロールを確立して家庭用ゲームそのものを普及させた金字塔であることは、誰も否定してない。物差しを変えれば、ちゃんと上に来る。そういう話だ。
ぐっとくる順位も紹介させてくれ。『スーパーマリオサンシャイン』(2002)が総合23位(6.92点)。低い。ポンプ(FLUDD)で水を撒きながら南国を駆けるあの一作だ。10i.jpは「難易度や操作性で評価が割れることもあるとされる」と留保付きで中位以下に置いていて、賛否が分かれるのは——認める、事実そうだ。だがな、あのじりじり暑い島の空気、水を撒いた後のつるっとした挙動、俺はあれが妙に好きなんだ。順位が低いからって、名作じゃないわけじゃない。数字は数字、好きは好き。両方あっていい。ここは物申すというより、そっと肩を持たせてくれ。
『スーパーマリオギャラクシー』が4位(9.00点)、磨き込んだ続編の『ギャラクシー2』が8位(8.32点)。10i.jpの採点でも両方の完成度は極めて高い。文句はない。ないんだが——球状の惑星を重力でぐるぐる巡るあの発明と、オーケストラのBGM、あれがトップ3の外側というのは、俺の心が少しだけ「もっと上でよくないか?」とざわつく。これも完全に俺の好みの話だ。10i.jpの数字は6軸のバランスで出た結果で、そこに嘘はない。ただ、ファンってのは自分の推しを一段上に置きたい生き物なんだよ。分かってくれ。
ここまで熱く語っておいて着地はこれだ。このランキングの本当の面白さは、順位が一個に固定されないところにある。10i.jpのページには「革新重視」「完成度重視」「影響力重視」「みんなで遊ぶ楽しさ重視」とレンズを切り替えるボタンがあって、押すたびに王者が入れ替わる。バランスなら『マリオ3』、革新・影響力なら『マリオ64』、みんなで遊ぶ楽しさなら対戦・協力タイトルが一気に浮上する。つまり「いちばん面白いマリオ」なんて、あんたが何を大事にするかで変わる。だから俺は、順位に噛みついても、順位を否定はしない。物差しを見せてくれた上での序列だからだ。
——で、あんたの1位は、どれだ? 俺の言い分に文句があるやつも、まずは元のランキングを自分の目で読んでからにしてくれ。レンズを何回か切り替えれば、たぶん一回は「俺の推し」が1位になる瞬間がある。それを見つけるのが、いちばん楽しい。
元のランキングを読む(10i.jp) 歴代マリオ“神ゲー”ランキング ― 全26作・6つの物差し・レンズ切替つき 10i.jp/ranking/mario-series-games-alltime →参考(公式):任天堂/出典ランキング:10i.jp「歴代マリオ“神ゲー”ランキング」
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